アブドゥルラシド・サドゥラエフの敗因をカミル・ガジエフが指摘

アブドゥルラシド・サドゥラエフの敗因を挙げたカミル・ガジエフ氏

ベオグラードで開催された世界選手権の準決勝で、フリースタイルレスリングでオリンピック2連覇中のアブドゥラシド・サドゥラエフが敗れた主な理由は、次のオリンピック大会へのロシア選手の参加についての不確実性、そして結果としてモチベーションの欠如であった。

「ガジエフは、自身のYoutubeチャンネルでこの一週間を総括し、「一日中、機嫌が悪かったけど、悲劇にはしないよ。「その理由が何なのかは、また今度。

「そう、怪我、確かに、他の理由もいくつか挙げられていますが、私に思える最もグローバルな理由は、アブドゥルラシド・サドゥラエフが、彼自身がオリンピックに出場することを最後まで信じていないことです。つまり、私たちの選手がオリンピックに出場することを。そして、もし出場が認められなかったら、アブドゥルラシドには本当のモチベーションがないのだと思う」。

「もし出場が決まれば、アブドゥルラシドはモチベーションを取り戻し、最高の状態でパリに乗り込み、オリンピック3連覇を達成することだろう。

その前日、27歳のアブドゥルラシド・サドゥラエフが世界選手権97kg級の決勝に進出できず、バーレーン代表で彼の学校の教え子である20歳のアクメド・タジュディノフとの試合続行を拒否した。試合が中断された時点で、首を負傷していたサドゥラエフは同国選手に9-2で敗れていた。

準々決勝でタジュディノフはアメリカのカイル・スナイダーを11-0で破り、決勝の相手はアゼルバイジャン代表のマゴメドハン・マゴメドフに決まった。

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